国営土地改良事業「東条川二期地区」促進協議会 予算要望活動報告(令和6年7月)
令和3年度より着手している国営土地改良事業「東条川二期地区」は順調に進捗しておりますが、来年度より、いよいよ主要施設である曽根サイホンや昭和池の改修についての準備がはじまります。
今後も事業を計画どおりに進めて行くためには令和7年度予算を十分に確保することが重要となりますので、藤井比早之衆議院議員に同行いただき、協議会会長である岩根 正加東市長を筆頭に三木市、小野市、加東市の幹部職員、当土地改良区小池 敏理事長、兵庫県の担当職員で財務省や農林水産省、議員会館へ出向いて、当地区における東条川疏水の重要性や必要性を説明しました。
1.施設の改修状況と今後の計画
基幹水利施設は、国営東条川農業水利事業(昭和22~昭和39年)により整備され、完成からすでに50年以上が経過。当地区は酒造好適米山田錦の産地であり、継続した農業経営の安定と更なる収益増加のため、令和3年度より二期事業に着手し、老朽化した施設の補修・改修を順次進めていただいている。令和7年度からはいよいよ地区内主要施設である曽根サイホンの改修に入る予定であるが、近年の資材費の高騰などを考慮いただき、工法はもちろん、後々の維持管理面においても低コストなものとなるように検討をいただきたい。
兵庫県が進める東条川疏水ネットワーク博物館の活動
東条川疏水を地域資源として守り、次世代への継承を目指す「東条川疏水ネットワーク博物館」の活動として疏水学習や泥んこサッカー大会、水路deボート探検などを実施。
また、令和7年度開催の大阪関西万博の場において、ひょうごフィールドパビリオンと位置付け、地域資源を活用した様々な体験型プログラムとして発信すると共に素晴らしい日本酒を生み出す酒造好適米「山田錦」を育む東条川地区の気候や風土をテロワールとして全国に発信する。